2016年6月12日
剣岳遠近(おちこち)
ちぎり絵みたい 雪型出現 国見岳中腹から

 立山黒部アルペンルートの名物、雪の大谷ウォークも一段落した頃、立山一帯の山肌や谷には、雪形が現れる。その中の一つ、立山の頂上直下にワニ?が空に向かって大きな口を開けたようなユニークな雪形も見られる。

 写真は雷鳥沢から奧大日岳に伸びる尾根に、雪が解けるときに現れた様々な雪形である。それを剱と重ねあわせて撮ると何かちぎり絵みたいで面白かった。

 54回でも紹介したが、自然は想像力をかき立てられながら誰にもわかるものと、そうでないものもある。人それぞれの感じ方が試される時でもある。