屋敷林は富山県の民家に多い独特の風景美の一つ。家の周りを囲む杉の樹形が面白くて、以前にもこの場所から屋敷林と剱の組み合わせで、何度か撮ったことがある。
杉の名の由来は直(す)ぐ木(スグキ)。真っ直ぐな木からきているといわれ、空に向かって真っ直ぐに伸びる木は見ていても気持ちがよい。ちなみに富山県の県木の立山杉は、立山や剱岳を中心とする山岳地帯に自生し、寒さや雪に強く巨樹古木も多い。
絵画的でシンプルな構図だが、日々の暮らしの中で時には穏やかな景色があってもいい。