春分の日、真東から現れた太陽が、剱の頂から昇る。そんな厳かな日の出をイメージしながら、狙って撮った一枚。
日を追うごとに夜明けが早くなり、剱から昇る太陽の位置も毎日違うので、こちらもその都度撮影場所を変えていかなければならない。それがやっかいだ。また、写真撮影で自分をいくら奮い立たせても、結果は十中八九思い通りいくものではない。
相手も手ごわい。何度撮っても納得?のいく会心作が、ない。未完の域である。労を惜しまず足繁(しげ)く通うしかない。