2015年3月29日
剣岳遠近(おちこち)
均整がとれた山容には風格 細蔵山中腹1300メートルから

 写真の剱岳西面は早月尾根がどっしりと構え、左は池ノ谷、右には東大谷があり、均整がとれた山容には風格がある。剱の登山口でもある馬場島から山頂まで標高差が2200メートル、コースタイムは約10時間、試練が多々ある。途中、標高2200メートルに早月小屋がある。初踏破は1917年、冠松次郎による。

 相撲番付でいえば剱は西の横綱。東は穂高? さて、越中男児なら横綱の胸を借りるつもりで、信頼のおける山の先達の助けを借りてでも、一度は早月尾根から剱にノボレ! 人生観が変わるかもしれない。