2013年2月2日
剣岳遠近(おちこち)
輝く朝日 三つの「窓」くっきり 雨晴海岸から

朝日が昇った直後、「けあらし」の立つ海が黄金色に染まった。 女岩の後方に剱岳が際立ち、一羽の鳥がアクセントになった。

剱の頂からV字に切れ込んだ大小の凹部(鞍部)のシルエットは左から大窓、小窓、三の窓。「窓」とは剱特有の呼び方で響きがいい。

富山湾を隔てて立山連峰を望む雨晴海岸。 女岩に象徴される有磯海は松尾芭蕉の句に詠まれ、昨年11月、「おくの細道の風景地」として国の名勝に指定されることになった。

11月上旬と2月上旬には剱の頂上付近から朝日が昇り、それを狙って写真愛好者が集う。