2011年1月30日
立山連峰季節のたより
垣根のつらら

仕事柄?外出する時にはよほどのことがない限りいつもカメラを持って出かける。
持っていない時に限って無情にも「ああ、こんな時カメラがあったら!」、
と悔んでも悔やみきれない悔しい思いをした経験からである。
写真撮影にはあらかじめ予想がつくときと、まったく思いがけない、予期せぬ場合とがある。
この写真もたまたま平素はなんでもない道路脇の民家の垣根に、
車のはねた雪水のしぶきが凍って紅く色付いた葉模様に
見事な氷柱を見つけおもわずカメラを向けたものだ。
それらをいかに見いだすか?は、ちょっとした好奇心や些細な遊び心に目を向けられるかどうかだろう。
景色はこちらの都合など無関係に現われる。
すばやく対応するためにも、“いい写真を撮りたい”と願うことへの最低の努力でもある。
ちなみに同じ場所で何度でも撮る被写体もあれば、この写真のように20年以上通った道中でたった一度だけの撮影もある。


ペンタックス645N 55_レンズ F2,8
オート(絞り優先) F22 0,7秒 プラス1、3補正
フジクロームプロビア100F(RDPV)