2011年1月9日
立山連峰季節のたより
崇高立山

立山が真紅に染まっていったあとのこと。
撮影もこれで 終わりと思って東の空に目を やると、満月には少し欠けた 白い月がふと印象に残った。
もしかしたらの予感がその場に自分を思いとどまらせた・・・
あたりが暗くなりかけた頃、立山は夕闇の中に消され反対に月が輝きはじめた。
よくみると立山の上に昇った月にうすぼんやりと暈がかかっていた。

お天気占いに「お月様が笠をかぶると翌日は雨」という諺がある。
もう一つ、この笠の中に「星が三つあると明日は晴れる」という。下界では桜が咲く頃から八十八夜にかけて、春の宵にとき に見られる気象現象。
この幻想的な写真にはこんな思い出がある。

また、日中太陽のまわりにもよく見られ、天気図を見ると九州の西から低気圧が近づいて天気が下り坂になるときに多い。

ペンタクス645 35mmレンズ
F3.5 約30秒 タングステンフィルム(RTP)