2016年12月18日
剣岳遠近(おちこち)
尾根は連なる どこまでも 富山市八尾町 桐谷峠から

 剱を西南西よりから眺めたアングルで、同じ方角でも距離や標高、季節によって見え方が異なる。「この剱、どこから撮ったの?」と、思わせる写真は、誰かに自慢したくもなる。

 手前の落葉した伸びやかな尾根が「風の城」から小佐波御前山へ。その奥手は大日岳へ延びる尾根で、次に早月尾根が剱の頂に突き上げている。さらに小窓尾根や剱尾根の岩稜(がん・りょう)の一部と左端の大窓から険しい北方稜線が折り重なり合っている。

 この近くには北アルプスを一望できる御鷹山や大乗悟山がある。