2016年4月24日
剣岳遠近(おちこち)
春の景色 人の心優しく 立山町辻から

 路傍の畑でこの景色を撮ろうと来てみたら、今年は作られていなかった。去年、空は曇っていて条件が悪かったが、撮っておいてよかった1枚である。

 写真手前のヒメオドリコソウ(姫踊子草)は、シソ科の一年草、花言葉は「愛嬌(あい・きょう)」。アブラナ科の菜の花の花言葉は、「快活」で、一面に咲く花姿はまさに花言葉そのもの。

 遠くの孤高にたたずむまだ冬の厳しさをまとった剱と、足元に咲く春のかれんな花を見比べてみる。春の景色は圧倒的に人の心を優しく包み込み、気分が明るくなり、見る人に元気をくれる。