馬場島から白萩川に沿って行くと、所々残雪がある道の脇には、カタクリをはじめ、キクザキイチゲ、イチリンソウ、シラネアオイ、チゴユリなどなど春の山野草が次々に目を楽しませる。
池ノ谷(たん)出合いから少し先、小窓尾根へ取り付く目印になるのが、通称「雷岩」の巨石で、川は雪渓で埋め尽くされる。対岸の高台にムラサキヤシオ(ツツジ)を見つけた。人気のない寂しい谷間を彩る艶(あで)やかな花姿にホッとする。
写真左は大窓で、53回でも紹介したが、谷には雪渓が夏まで残り、富山市内からでもよく眺められる。