2015年3月8日
剣岳遠近(おちこち)
十三夜の月 身近にも大自然 婦中町成子大橋から

 日没近く、十三夜の白い月が剱岳の肩から昇ってきた。まだ空が明るく、気付く人は少ないようだ。

 昨年、「富山で休もう。」というキャンペーンの観光ポスターを県内をはじめ、首都圏でもよく目にした。―食、文化、大自然。富山の休日はいい時間。―というコンセプトだ。都会に暮らす人たちにとって、富山がとりわけ大自然に秀でる場所だとすれば、県内には観光地にとどまらず、もっと身近にある。

 夕陽(ゆう・ひ)を受けた立山連峰は紅に染まり、剱から昇った月はやがて煌々(こう・こう)と輝きだした。今日、5日に昇る月も未明に満月となる。