2015年3月1日
剣岳遠近(おちこち)
仲間と一緒にラッセル 快汗 鍋冠山から

 「鍋冠山に二度雪が来ると、三度目は里にも雪が降る」と親しまれている独立峰。県山岳連盟編の「富山の百山」に詳しく記載され、本紙でも38回に紹介した。

 登り口の西種集落から続く林道を外れ、最後は鬱蒼(うっ・そう)とした杉林を抜ける。山頂直下の灌木(かん・ぼく)の急斜面を登り切ると、目指す頂きから眺める早春の山々は最高! 剱のスカイラインが青空によく映え、写真手前左のピークが大熊山で、さらに右上に伸びる尾根が大日岳へと続く。

 山仲間たちとラッセルし、快汗をかきながら初めての山行は思いの外楽しかった。