2014年6月8日
剣岳遠近(おちこち)
自分だけの雪形 探してみては 小又川林道から

  剱岳の西面あたりが夕日を受けて赤々と染まった。春先から初夏にかけて、雪解けとともに、山頂直下から下部に黒い岩肌が「人形の形」になって見える、という話を以前に聞いたことがあった。マリオネットのような人形なのだろうか?

 この時期、北アルプスをはじめ、山々にはいろいろな雪形(ゆき・がた)が現れる。一般的に雪形には岩肌やハイマツなどの形が残る黒色タイプ(ネガ型)と、残雪の白い部分でつくられるタイプ(ポジ型)がある。

 同じ雪形でも場所によって差があり、自分だけの雪形を探してみるのも楽しい。