2013年9月15日
剣岳遠近(おちこち)
緑葉の海 ススキの金波銀波 上市町蓬沢から

秋気。野山では青々とした緑葉に清々しいススキの穂が新たな季節の始まりを感じさせる。黄金色に色づき、風に揺れる金波銀波の風情は美しい。 どこか寂しさを漂わせる一面もある。 ススキの由来は「すくすく立つ木(草)」との説がある。 合掌造りのカヤぶき屋根にも使用されている。 

中秋の名月にはススキが欠かせない。ちなみに今年の十五夜は9月10日である。 秋の深まりとともにススキの花穂が白くなる頃、剱岳にもうっすらと白銀の衣が積もり季節は一歩、冬へと近づく。