青空の中に紅白の桜花を重ね合わせて撮ったもの。「剱と桜」の写真はこの連載でも3度(2、93、157回)取り上げてきた。
この桜は「思川(おもいがわ)」という品種で、2007年、上市町の伊折会という伊折地区を離れた住民たちが中心となって植樹をし、その後毎年植樹をおこなってきたという。まだ桜の木は小さいが、これから先5年、10年、20年……。
この場所は伊折橋から撮った写真(56回)でも紹介してきたが、早月川の清流と剱岳の眺望が素晴らしい。そして桜が楽しめれば、間違いなく剱を仰ぎ見る桜の新名所になるだろう。