2013年4月27日
剣岳遠近(おちこち)
山肌、岩肌の柔と剛 白黒の対比  唐松岳頂上山荘から

 午後の太陽が傾きかけ、剱岳の東面が山の陰に青く沈んでゆく。 峻険な岩峰、斜面に積もった雪が解け、それがクラスト状になり逆光で銀色に光っている。 山肌、岩肌の柔と剛、白黒の対比を狙ってみた。

 夕刻、剱の北方稜線へ沈む夕日や夕焼け空を期待するが、撮影にはまだ早い。 考えを巡らせ、山小屋の手伝いでも。 スコップで硬い雪を屋根に投げると、雪が解けて雨樋を伝って水タンクに貯まる。 

 仕事の後はコーヒータイム、それとも早々と一杯やるか。 窓から剱の春を眺めながら、まったりとしたときが過ぎてゆく。