2021年12月26日

 

剣岳遠近(おちこち)

低木や木立 凛々しい冬剱  富山市平榎付近から

 

 薄茶色の枯野(かれの)に一本の枯れた低木、中景にはこげ茶色の木立、その遠景に凜々(りり)しい冬剱という構図。この景色に「枯淡」という言葉が思い浮かんだ。

 そして、もう一つは、「旅に病んで夢は枯野をかけ廻(めぐ)る」という松尾芭蕉の句。十代の頃、そんな芭蕉に憧れ、「ふるさと」を離れ、自分もいろんな所を放浪の旅をし、たどりついた「青山」が富山だった。

 ところで、茶系色から受ける印象には、落ちつき、温(ぬく)もり、クラシック、格調高い、ネガティブな印象では保守的、退屈、地味などがある。あなたには写真の剱はどう映るだろうか?