2019年7月7

剣岳遠近(おちこち)

そびえる尖塔の岩 神々しく  山崎カールから

 雄山の山頂直下、立山山崎カールの一角に知る人ぞ知るローソク岩がある。写真の尖塔(せん・とう)の岩は氷河によって削られた名残(?)だそうで、左に奥大日岳が、右側に別山とその奥には剱岳の頭がのぞいている。

 私が山小屋に勤めていた頃、スキーヤーがこのローソク岩にぶつかる事故がよくあり、以前は一帯が滑降禁止になっていた。近くで見ると想像以上に大きく、思わず山の神々に向かって祈りたくなるような存在感がある。と同時に、ここは長くとどまってはいけない不思議な場所にも感じる。