2017年6月25

剣岳遠近(おちこち)

闇夜照らす「女神」との遭遇  鳥越峠から

星空を狙ってなじみの鳥越峠に車中泊した。深夜2時くらいから1人で撮影を断続的に続けていたら、漆黒の闇からそれは突然現れた。やけに明るいので最初は月かと思ったが、金星だった。この位置からだと剱は真東になるはずだ。

 一般には「宵の明星」「明けの明星」と親しまれ、マッチ箱あたりから昇って、笠雲のかかった剱の頭上を越え、さらに空が白み始めた頃、南東方向の空高く消えていった。

 星の中で最も明るい光輝を放ち、美の女神“ビーナス”の名でも呼ばれるとか。天体に疎い私にとってはまさに金星(きん・ぼし)であった。